コロイコは年間を通じて温暖な地で、果物や作物がたくさん収穫出来る。ここ生産物の主なものに「コカ」の葉がある。ご存じの通りコカの葉はコカインの原料になる。かつてのボリビアの大統領は、コカの葉密輸に手を染め、国を追われたそうだが、今では国内での消費のみに栽培されている。

コカの葉を口の中でしゃぶっていると、高山病の症状が軽くなったり疲労を感じなくなるなどの効果があり、労働者達は日常的にコカの葉でほっぺたを膨らませている。その他、土着の宗教的な儀式の際にも欠かせない物だそうで、町中の露天商でも普通に販売されている。

何でも数mgのコカインを精製するためには、莫大な量のコカの葉が必要で、普通の人には手に負えない工程なのだそうだ。

写真は、収穫したコカの葉を天日干ししているところ。収穫しただけの葉には、何も効果が無いそうだ。

株を植えたばかりのコカの畑。

上の写真をズームアップ。山を作って、寄りかからせるように、株を植えるそうだ。こうすると強い風にも負けないとのこと。

写真左側が株を植えたばかりの新しい畑。右側が収穫の終わったばかりの畑。山がだいぶ崩れちゃっていますね。

コカの花