午前5時30分、起床。いよいよ今日は、4年間想い続けたカントゥの地、チャラサニに向かって出発する。何だかドキドキして、少し早めにベッドを抜け出した。ラパスに来て、初めてシャワーを浴びる。高山病を気にして、今まで我慢していたのだが、ここはひとつ身を清めておこう!

午前7時、ツアーメンバー7名、杉山さん、フレディーさんでサガルナガ・ホテルを出発。

まず、エル・アルトで買い物をする。チャラサニやイタラケで演奏をしてくれる方たちへの差し入れを買うのだ。差し入れの品物はエル・アルトの他、途中のアチャカチでも購入した。購入品は以下の通り

コカの葉 10袋
タバコ 20箱
フィデオ(マカロニ)大袋で2つ
パン 60個
砂糖 4袋

合計410Bsだった。

写真は、コカの葉売りの露天を撮らせてもらったもの。中央の黒い粘土状のものは「レヒア」といって、コカの葉と一緒に口に入れると効果が倍増するのだそうだ。コカの葉一袋に1つ、つけてくれる。

この「レヒア」、フレディーさんの話では「ティルカ」や「チリチリ」の葉、「キヌア」の茎などを炭にして、混ぜ合わせて練って固めたものだそうだ。「キヌア」は日本でも知られているが、「ティルカ」や「チリチリ」はアイマラ語でそう呼ばれている植物。道ばたにたくさんはえている植物で香りの強いハーブ。

午前8時、エル・アルトにあるフレディーさんのお宅におじゃまして、朝食をごちそうになる。大型や中型のバスを計3台も持っていて、立派な大きなお宅!彼の仕事ぶりを見させてもらうと、確かな運転はもちろんのこと、約束の時間は正確に5分前、1日の始まりはバスの掃除&点検から、サービス精神旺盛・・・と実にこつこつと正確に良く働く男である。

ラ・パスからチャラサニ、イタラケまでの地図を見せてもらった。ラ・パス→アチャカチ→アンコライーメス→カラブコ→エスコーマ→ウワルパカヨ→チャラサニというチチカカ湖の北側を沿ってすすみ、ペルーとの国境近くを北上する。ちなみに地図上の赤数字の単位は「km」。ラ・パス〜チャラサニ間は約250kmとなるが、エスコーマより先は舗装されていないくねくねの山道。ここを休憩を入れながら約7時間かけてバスで進むことになる。

午前9時、ゆっくり朝食をいただいて出発!

午前10時、アチャカチ到着。USドルからBsに換金できる最後の町。ここから先の小さな買い物は、すべてBsでやりとりする事になる。写真は、アチャカチの教会とプラサ。

アチャカチのプラサの露天商。午前10時40分出発。

以下は4枚は、アチャカチからアンコライーメスまでの車窓からの風景。都会とは違って、時間はゆっくりゆっくり進む。