村人たちから、差し入れをいただく。チチャロンとトウモロコシ。こういう感じのチチャロンは初めてだ。おっかなびっくり、手を出すメンバーたち。

珍しいのでチチャロンをズームアップ!食べた感じでは、このチチャロンは豚肉の塩漬けを揚げたものらしい。肉の塩加減とトウモロコシが合う。ちなみに、緑の葉はフタのかわり。

写真のような瓶が5つ。飲みきれないほどの差し入れをいただいた。チチャというお酒だ。トウモロコシを発芽させたものを乾燥させて粉にし、水をと混ぜて発酵させたもの。アルコール度は低いので水代わりに飲める。酸味があってちょうどレモンサワーの様な感じの味だ。ただ、ここの村のチチャは、トウモロコシの茎を乾燥させ粉にしたものを混ぜてあるそうで、苦みもあり私にはちょっとヘビーな味だった。

衣装を着たイタラケの楽士たちが集まってきた。

イタラケの演奏が始まった!!

プトゥトゥという牛の角の笛、ボンボ(タイコ)、サンポーニャで構成される。サンポーニャは、オクターブ違いで小さい方からチュリ、マルタ、サンカの3種類の大きさがある。前奏(イントロ)と終了部分のメロディーがすべての曲で共通で、これがイタラケの形式の特徴となっている。ボンボのリズムもとても特徴があり、実に興味深い。

これらのタイコ、丸太をくりぬいて作ったコルテサではないのです。チャラサニのルンラヤ村ではすべてコルテサでしたが、イタラケではすべてベニヤ板を張り合わせて作ったタイコを使っていました。以前は、もちろんコルテサを使って演奏していたのですが、材料の太い丸太が手に入らなくなってしまったことや、軽くて持ち運びに便利だという理由で、すべてベニヤで作られたコルテサタイプのボンボになってしまったそうです。

プトゥトゥ吹き。牛の角で作った角笛。ボンボのリズムとは、全く関係無しに吹く。これだけ大きな角は、低地のサンタクルスなどに行かなければ手に入らないそうだ。つまり、ここでは大変な貴重品!!

ワヤンカ村の人々が全員プラサに集まり、まるで臨時に行われたお祭りのようだ。