歓迎のトウモロコシは更に増えて・・・首がちょっと痛いけれど感激!!

昼食。今回のツアー全体の中で、この時の食事が一番美味しかった!!上にのっかている肉は羊ということなのですが、これが羊の臭いが全くなくて、柔らかくって美味しいのだ。杉山さんによると、腐りかける寸前の羊肉を調理しているからだとのこと。黄色い部分が、羊肉のダシ汁で作った大麦の雑炊。これが涙が出るぐらいにメチャメチャ美味しかった。白い芋はジャガイモを蒸かしたもの。その隣の黒っぽい丸っこい芋がチューニョ。保存用に水分を除く加工をした芋を煮戻したもの。その上の黒っぽい永細いのがオカ芋。チューニョとオカ芋はなかなか個性豊かな味で馴染めなかったが、大麦の雑炊はぐふふふ・・・大盛りおかわりをしてしまった!

村のお母さんたちが手分けして作ってくださった、大きな鍋にがっぽりの料理。私たちがいただいた後、そのままお皿やスプーンを使い回して、プラサに集まった村人全員に料理を振る舞っていた。本当のお祭りの時もこんな風にしているのでしょう。

食事の後、またイタラケの演奏が始まった。

今度は、踊らされた・・・メチャメチャ息が切れた・・・

うっひょ〜〜!!ボンボがやぶれたぁ〜〜!!

最高潮に盛り上がって、そろそろラ・パスへの帰路につかなければならない時間になった。最後に残された問題は、この臨時のお祭りに対する彼らへの報酬だ。ここまで村をあげての事態は杉山さんも想像していなかったとのこと。コカの葉、タバコ、パン、マカロニ、砂糖などの差し入れは、すでに到着した時点で手渡してあるが、もしかしたら、エウセビオさんとの交渉時の金額以上要求されるかもしれないというのだ。

私は、3割アップまでなら要求をのもうと前もって杉山さんに伝えておいた。

杉山さんの報酬を支払いたいという言葉に、村の男衆たちが集まってくる。中央に立った村長に杉山さんが交渉したとおりの金額を手渡す。お札を数える指先をのぞき込む様にして、まわりの男たちの視線が集中する。数え終わると、村長はにっこりして、私たちに感謝の言葉を述べ始めた。続いて私が日本語で感謝の気持ちを表し、杉山さんにスペイン語で通訳してもらった。お〜!いい感じ、このまま終わるかな・・・と思ったその時、村長の隣にいた男が大きな力強い声で何かを訴え始めた。杉山さんの顔が一瞬にして険しくなったので、更に要求してきたことは明白だった。交渉金額の3割にあたる金額を村長に手渡す。また、村長の指先にいっせいに視線があつまる。数え終わると村長の隣の男も、今度はにっこり顔になって私に握手を求めてきた。よかったぁ〜!!

午後2時30分 村人たちに見送られながら、バスはイタラケのワヤンカ村を出発。

午後9時10分 ラ・パスのサガルナガ・ホテル到着

午後11時30分 就寝