午前7時30分 起床 1階の食堂でゆっくり朝食をとる。

午前10時 ハッチャパパさん、なりこばさん、satokoさん、kenta90の4名でラ・パスの街を散策。palomaさん、110さん、ヒデさんは、早朝から踊りのレッスンとのことで別行動。

まず、Ishinoさんから教えてもらったアウトクトナ情報を確かめに、カリカントというレストランに行く。この店は、4年前私たち夫婦が帰国する前夜、グルーポ・パクシカナの皆さんがさよならパーティーを開いてくださった思い出深い店だ。店員にたずねると確かに毎週金曜日の夜8時から30分のステージを2回行うとのこと。7名で予約を入れる。

続いて、ペーニャ・マルカタンボに向かう。今夜の出演者が黒板に書いてある。ペペ・ムリーリョやロス・ハヤンキリスなどの名前が並んでいる。店員に聞くと、ノルテ・ポトシは演奏の仕事で外国、エルネスト・カブールは、最近は体調が思わしくなくて出演していないとのこと。ステージは午後10時からとのこと。7名で予約を入れた。

ペーニャ・マルカタンボの向かいの楽器博物館に行く。チャランゴ奏者の大御所エルネスト・カブールがボリビア国内で集めたあらゆる民族楽器を中心に展示されている。私自身は2回目の訪問。あまりにたくさんの展示品なので、私が興味をもった数点を紹介する。

楽器博物館の立て看板

石のタルカ。

私は、何を勘違いしていたのか、タルカのようなダクト(風路)付の笛はスペイン人がヨーロッパから持ち込んだものとばかり思ってしまっていた。ダクト付の笛というのは、たとえばリコーダーのように息を吹き入れれば、とりあえず音が鳴る構造のものである。

インカの遺跡の中から見つかっているということは、インカの人々は雨期のお祭りで「雨、雨、降れ降れ!」と思いを込めてタルカを吹いたのですね!!

ちなみに、この石のタルカ、息を吹き入れる口が上下2つあるとのこと。どんな音がするのだろうか?タラレアールはするのだろうか?やはり水に濡らすと良く鳴るのだろうか?吹いてみてぇ〜〜!!

骨のケーナ。

一番奥のは、ダクト付。ピンキージョか?

コンドルの骨でつくったピンキージョ。ダクトがついている。

カブールが考案した楽器のコーナーで見つけた!このアイディアにはびっくり!

トヨスキさんが同じものを制作している。グルーポ・バホのステージで聴くことが出来る。

ウカマウ映画「地下の民」で登場する「死の踊り」の仮面。かぶって踊ってみたいような、怖いような・・・

毎年1月24日前後に盛り上がるアラシータの祭りの主役エケコ。ほしいものを、このようにエケコに背負わせると手に入るという。楽器や譜面にいつも囲まれていたいというカブール氏の気持ちが伝わってきて、微笑ましい。

午後12時10分 楽器博物館を出て周辺をぶらぶらする。