7日目 〜8月8日(木曜日)〜

チリモヤ、エニシダ/温泉

9:00 近所のレストランでパンとコーヒーの朝食。

ホテルに帰って、メルカドで買っておいたチリモヤを食べる。

ペルーで一番美味しい果物をたずねると、

多くのペルー人が真っ先に挙げるチリモヤである。

西洋ナシのような味で、舌触りはチーズケーキの様。美味い!

   

ホテルの水道の水を飲むわけにいかなので、

飲料水としてミネラルウオーターを利用した。

炭酸入りの「コンガス」はどこの店でも手にはいるのだが、

炭酸無しの「シンガス」は売り切れの店が多い。

ハッキリ言って「コンガス」はまずい!飲めたものではない。

写真中央はインカ・コーラのパチモノ「グリンガ・コーラ」。

「グリンガ」とは、白人の蔑称。

インカ・コーラよりも炭酸がかなり強い。

ラベルの下の部分には、こんなふしだらなコメントが・・・

「La Gringa Mas Deliciosa!(白人娘はメチャ美味い!)」

    

今日も午後から3日目の闘牛が開催されるが、

さすがに連日、ヨランダから食事付きのVIP待遇で招待されるのは心苦しい。

そこで、買い物をしていて親しくなった

文房具屋のガブリエルに温泉に連れていってもらうことにする。

  

13:00 ガブリエルが用意してくれた車で出発

途中エニシダが群生しているところを、何度か通る。

  

エニシダは、インカの花。

  

4年前、クスコのコリカンチャやサクサイワマンで見た

インティ・ライミ(太陽の祭り)での光景。

太陽の乙女たちの列が行く。

それぞれ手に持つ籠の中には、山盛りのエニシダの花。

それらを、ひとつまみずつ振りまきながら列は進む。

列の通ったあとには、黄色く敷き詰められたエニシダのじゅうたん。

その上を歩いてインカ王が登場する・・・

    

祭りのために花をかき集めたためだろうか、

その時クスコ周辺に生息していたエニシダはどれも花がなく

とても残念な思いをしたのだが、こうして満開の群生に出会えて感無量!

エニシダは、スペイン語でレタマ(retama)。

歌詞にも時々登場する花だ。


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