リャリャグアからの帰り道

    

2001.9.16.更新


午前11時すぎ、リャリャグアを発つ。

途中、オルーロで寄ったオスカルさんお薦めの高級ヒツジ料理店。

ひぇ〜〜!!

ヒツジのステーキを注文したら、

あばらや腸など各部分がいろいろそろった大盛りがドッカ〜〜ン!!ときた。

もうちょっと脂がのっていれば

少しは食べられたかもしれないが、ぱさついていて固い。

腸にいたっては、口に入れたとたん鼻をつんざく動物臭!

降参!

日本のお肉が恋しいよ〜〜!とこの時ほど思ったことはない。

ちなみにこの料理、一皿40ボリビアーノス(800円)。

  

他のテーブルでは、

ムシャムシャとボリビア人たちが美味しそうに肉を頬ばっていた。

彼らにとっては、この臭いと歯ごたえこそが

「肉を食べている」ということなのであろう。

オルーロ〜ラパス間で、ついに出くわした。

ボリビア政府に意見を求める労働団体による道路封鎖だ!

我々にも緊張感が走る。

道上に敷き詰められた石を軍隊が取り除いているところ。

5分ほど足止めを食ったが、すぐに出発。

背中に「POLICIA」の文字が見えるのは警察官か?

この他、道の両脇を軍人が等間隔に立って警戒している地域があったり、

大きなトラックから、ゾロゾロ出てくる大勢の軍人たちを見た。

    

チャラサニやチチカカ湖方面の道路封鎖によって、

結局、チャラサニで行われる予定だったカントゥのお祭りは延期、

軍隊との衝突で労働者側に8名のけが人が出た、とのことだった。

身の危険を避け、チャラサニ行きを断念した我々の決断は正しかったようだ。

   

パクシカナのメンバーのひとりから聞いた次の言葉が、

私の頭の中で、いつまでもグルグル回っていた。

「道路封鎖をしている彼らをどうこう言うよりも

彼らの様な人間を生み出してしまう今のボリビアの社会が問題なのだ!」

    

18時45分、ラパスのオテル・サガルナガ着

一休みしてペーニャに繰り出そうということになる!


28.水曜日、夜のラパス