KEN MUSIC ロゴ

        

   

Masahikoケーナの海外発送について

         

木製ケーナのお手入れについて

 呼気の湿気を吸収する木製ケーナは、湿気を帯び過ぎると水分を含んで膨張して変形します。特に新しい木製ケーナは、水分を吸収しすぎないよう、最初の1ヶ月程度は演奏時間を20分以内に制限して下さい。この時間制限はあくまでも目安です。吹いたあと楽器は、ボアオイル、亜麻仁油、オリーブオイル、クルミオイルなどを少量含ませたクリーニングスワブ等の布で管内部、外周共拭き取ってから乾かして、完全に湿気を取ってください。濡れたケーナを直射日光や冷気にさらしても割れのもとになります。演奏しない時も、最初の1ヶ月は毎日内外共オイルを塗ることをお勧めします。このようにすれば、楽器の状態が日に日に良くなって来ることがわかると思います。いつもの練習や演奏でも最初のうちは、最高音をあまり吹かないよう注意して、演奏するようにして下さい。低音域から、ゆっくりと着実に音域を広げていくことをお勧めします。演奏者が楽器によく馴れ、良い音を得るのに最も良い方法は、ロングトーンで吹いてゆっくりと音を移動させることです。時間をかけて音域を徐々に広げていくことは、楽器の寿命を延ばし割れを最小限に抑えることが出来ます。木製ケーナは息の湿度と温度に馴らしてから演奏するように心掛けて下さい。

 またMasahikoケーナは、ある特殊なコーティングを施してあります。グラナディラ、中南米産管材のものについては内外面共、花梨、みずめ桜、桜については外面に処理を施してあり、「シュラック」と云う天然素材になります。これは、タイ、インドネシアなどの東南アジアに生息する、「ラックカイガラ虫」がある特定の樹木に寄生し、その樹液を吸って排泄し固まったものを精製、粉末または結晶板状にしたのもので、これを薬局で市販されている「無水エタノール」(エチル・アルコール)で溶かし、塗布しています。古くから、フレンチポリッシュと呼ばれ、家具やバイオリン、高級手工ギターに使われるものです。これを塗布することにより、木材に艶を与え堅くなり割れを最小限に抑えます。ウレタン樹脂系やエポキシ樹脂系の塗装は、木の呼吸を止めてしまい、ケーナには適さないためこの手法を使っており、木の呼吸を止めることなく風合いを保ちます。しかし、天然素材がゆえ数年経つと歌口や指孔の周辺が摩耗のため、薄くなる可能性があります。この塗装はいたって簡単ですから、出来ましたら1年から数年に一度、塗装されることをお勧めします。海外の通販でしたら「SHELLAC SHACK」、国内の通販でしたら「キガタドットコム」があります。アルコールですから無害ですし、15秒程度で素早く乾きますので、ぼろきれやティッシュペーパーなどにシュラック溶液を湿らせ二三回拭うだけです。もし塗装ムラが出来ても、もう一度塗れば自然と消えます。こうすることにより、購入した時の艶を取り戻すことが出来ます。

 Masahikoケーナを末永くご使用、ご愛用頂けますことを切に願っております。

ケーナ奏者 Masahiko  2011.12.14.

          
 シュラックの塊(ラックカイガラ虫が排泄したものを精製) シュラックを末状にしたもの。これを無水エタノールに溶かす。

      

トップページへ