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●2004年2月15日(日)
『親と子の平和の集い パパ・サラ・コンサート』
会場:神奈川県・麻生市民館

平和をうたうフォルクローレの風
「ブッシュの戦争に対して、現音として反対の意思表示をする」「作曲するということが、大きい声で『戦争反対』ということではないけれど、人殺しをしないでいよう、殺された人の話をしよう、ということの現れなんです」作曲家三善晃さんの言葉です。パパサラは正面きって『平和の為に』という演奏活動をしているわけではありませんが、2004年2月15日第20回親と子の平和のつどい「平和をうたうフォルクローレの風」(主催 子どものために核兵器廃絶を実現する川崎の会)に5年ぶりに選ばれてのコンサート。麻布市民館ホール800名の会員の皆さん。コンサートの中心は「みんな一緒に」。
コンサート当日までに会場みんなで歌えるようにとの主催者側の努力と、それに答えるべくパパサラの演奏。個人的には1973年チリに起こったクーデターの中で殺されたビクトル・ハラの曲「マニフェスト(宣言)」を演奏することや主催者との交流を経てひしひしと感じる期待感に対するプレッシャーはかなり思いものがあり、今回のコンサートがどの程度期待に答えられたかは、今も把握しきれていません。
2月15日を通して強く感じたことは、望むと望まざるにかかわらず一人ひとりが『平和』について真摯に考えなければならないという事と、ますます強く未来を担う子ども達に「心豊かになる音楽」「心が愉快になる音楽」を届けなければと。(小村久仁夫)


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