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●1997年6月4日(水)曇り 高円寺ペンギンハウス・ライブ

天気予報は夕方から雨マークが・・・・!
今日は、ペンギンハウスでのライブだというのに何ということだ!!
高円寺に向かう道すがらどんよりと曇った空を見上げて、そう、つぶやく。
4:40pm ペンギンハウス着。
音響やブッキングなど音楽全般を担当している斉藤さんと近況などおしゃべりしながらセッティング。
僕とギターのハッチ(幡手)は何かと器材が多いのでセッティングには時間がかかる。
5:50pm 全員衣装に着替えサウンドチェック開始。
新曲などを中心に、ゆっくりと時間をかけて行う。
7:00pm サウンドチェック終了。

ライブが始まるまでは、すぐ上の喫茶店『ドトール.コーヒー』が控室になる。
派手な衣装のままで、店内の一角を陣取るのでまわりのお客さんたちの我々への視線が面白い。
日の暮れた空は相変わらずどんよりしているが、幸運なことに、まだ何も落としては来ない。
7:35pm 1st.ステージ開始。
なんと!なんと!38名分の客席はすべてうまり、立ち見の方もいらっしゃるではないか!!
アップテンポの『コンドルカンキ』からスタート。
『ボリビア』『風とケイナのロマンス』と、おなじみの曲が続く。
ボーカルのカズちゃんのおしゃべりが客席の雰囲気を和らげる。
そして、本日の圧巻はなんといっても、2nd.ステージの1曲目、新曲『チチカカへの道』!
ドリアン旋法で書かれた軽快なメロディを、サンポーニャ4本とボンボで演奏!
曲が終わるとみんなと顔を見合わせて、おもわず笑みがこぼれてしまった。
だって、何度もリハーサルしたけれども、ここまできまったことなかったのですから。
僕は、ライブでのサンポーニャ演奏、初体験!
『風になびくスカート』『プル・ルーナス』と、テンポのある曲が続くと客席からの手拍子にも熱がこもる。
そして、『ラ・フェスタ』では、サンバのリズムに誘われて何人かが踊り出した。
こうなると、我々は行くところまで行くしかない!店全体の空気が渦巻いて見えた。
9:30pm アンコールの手拍子に2回答えて、今日のライブの幕を閉じた。

(レポート 木村健太郎)



本日の演奏曲目(*印は、オリジナル曲)

1st.ステージ コンドルカンキ/ボリビア/風とケイナのロマンス/
太陽の乙女達/縄文の時(*)/月の命(*)/コンドルは飛んでいく

2nd.ステージ チチカカへの道(*)/宙(そら)(*)/銀色の森(*)/
滅びゆくインディオの哀歌/風になびくスカート/プル・ルーナス/ラ・フェスタ(*)/アメリカ

アンコール 花祭り/みんな一緒に


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