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●1997月7月11日(金)国立ピアノサロン・らあら・コンサート
       
今年の3月に行われた高円寺ペンギンハウスのライブにY氏は奥様とご一緒にかけつけてくださった。
パパ・サラの演奏をえらく気に入ってくださったY氏は、彼の行き付けの店で
是非、パパ・サラの演奏を聴きたいとおっしゃった。
数日後、Y氏は、国立(くにたち)ピアノサロン・らあらのママに交渉してくださって
7月11日(金)に、らあら主催でフォルクローレ・パーティーが開かれることが決まった。
その後もY氏は、パパ・サラのケーナ奏者の大目くんから
らあら用・家庭用・自動車用という具合にケーナを購入して、その練習に熱心に取り組んでいた。
そして、らあらでのパパ・サラの演奏を、とっても楽しみにしていてくださった。
ところが、5月の下旬に急に入院してしまったのだ。
風邪から、肺炎になってしまったとのことだが、確かなことはわからない。
そして、今日のパーティー、Y氏の席は空いたまま。
だから、Y氏へのエールの気持ちを込めて、僕は、演奏を始めた。
     
パーティーは、そんなちょっと沈んだ僕の気持ちを吹き飛ばすような方向へ突進していった。
力強い手拍子に支えられて1曲目からパワー全開!
大目くんのケーナとボーカルのふたりの歌声が、まるでパワーを競いあうように進行していく!
その合間の、大目くんのオカリナの調べや『牛車にゆられて』での小村さんのささやきがフッと息をつかせる。
そして、サンバの曲『ラ・フェスタ』は、すごかった!!
観客に渡したいろいろなパーカッションから、じつにグルーブした良いノリのリズムが飛び出して来たのだ!
おまけにダンサーまで飛び出して、盛り上がった!盛り上がった!
あまりの気持ちよさに、急きょ、曲の構成を変更して、いつもより、かなり長く演奏してしまった。
そして、アンコールを2曲もいただいてパーティーは幕をとじた。
      
元気いっぱいの笑顔のY氏に、お会いできる日が1日でも早く来ますように祈っています。

(レポート 木村健太郎)          



本日の演奏曲目(*印は、オリジナル曲)

1st.ステージ コンドルカンキ/風とケイナのロマンス/太陽の乙女達/花祭り/
縄文の時(*)/月の命(*)/銀色の森(*)/コンドルは飛んでいく

2nd.ステージ チチカカへの道(*)/ボリビア/風になびくスカート/牛車にゆられて/
プル・ルーナス/ラ・フェスタ(*)/アメリカ

アンコール みんな一緒に/花祭り


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