ラテ本12(誰が何と言おうとプロレスはラテンだ!)

「アントニオ猪木自伝」猪木寛至 著(新潮社文庫)
アンドレが私のプロレスの終点なら、やはり出発点は猪木かな?なぜか最近になって読んでみた。自分自身が南米と関わるようになった今、ブラジル移民の苦労話としても興味深い。
引退してから書き足したりした部分以外は、馬場さんへのライバル心むきだしで、まだ青い猪木があった。後書きに橋本真也の健康状態について触れている所があった。これを書いた時点でもう取り返しがつかない身体になっていたのだろうか?惜しまれる。

「アンドレがいた!〜大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントの黄金時代」
門馬忠雄 著 (エンターブレイン)
私はアンドレが好きだった。アンドレのいないプロレス界からは、あっさりおさらばしてしまった。ふりかえって、アンドレのどこが好きだったか考える。大きいだけでなく、強く、そしてずる賢かった。「見たまんま」だけでない何かがあったのだ。
「プロレススーパースター列伝〜アンドレ・ザ・ジャイアント」
原作・梶原一騎 漫画・原田久仁信
この漫画は、あらゆる(昭和の)レスラーを取り上げているのだが、たまたま私が持ってるのがアンドレのだけなので。アンドレの生い立ちから名実ともに大物になるまで、かなり良く描かれています。 

「泣き虫」金子達仁著(幻冬舎文庫)
高田延彦の取材をもとに著者が書き起こした半生記。高田伸彦は私と同じ歳で、同じ頃に私も職場を変えたり、いろいろ重なるところがあって感慨深いものがあった。
「16週 あなたといた幸せな時間」向井亜紀著(扶桑社)
プロレス本ではないが、高田の奥さんの本。
さいきん偶然、病院の待合室で読んだ。上の自伝と時期をあわせてみると、また色々考えさせられる。
人生とはタイミングなのだなあ。。。ところで高田といえば最近はすっかり「総統」だが、モンゴリアン・チョップのジンギスカンは美味かった(オススメ!)

「ピュア・ダイナマイト〜ダイナマイト・キッド自伝」(エンターブレイン)
古本屋でこの本をたまたま手に取るまでは私は、キッドは永遠にキッドだった。切れるような鋭さ。私がプロレスを見なくなってからの、その後の姿を知らなかった。切なかった。

「馬場さんが、目にしみる」栃内良著
これも古本屋でタイトルに魅かれて衝動買いした。
ちょっと前、NHKの市民大学で精神科医の香山リカが馬場さんを語る番組をやっていて面白かった。
馬場さんは縁起物のような存在であったし、本人もそういう自覚を持ってファン・サービスに徹していたように思う。生前はとくに何とも思わなかったが、最近とくに、こういう温かみの有るエンターティナーがいなくなったような気がして、馬場さんが偉大な人に思えてきた。私も歳を取ったのかなあ?

「お父さんのバックドロップ」中島らも 著(学習研究社)
短編小説だが心が暖かくなる本。映画はワキ役が味があり(特に子役がいい)衣装や懐かしアイテムに凝ってたり、そういう点では楽しめるけど肝心のストーリーに入り込めない。

「私、プロレスの味方です」「当然、プロレスの味方です」「ダーティ・ヒロイズム宣言」
村松友視 著(情報センター出版局)
それまでは父とテレビで見るものであった。就職して一人暮らしをして初めて、友人と会場で生でプロレスを見た。その頃に読んだこのシリーズが私のプロレスの見方を変えたらしい。気がつくと堂々とマニアの仲間入りしていた。

「無敵のハンディキャップ〜障害者がプロレスラーになった日」北島行徳著・文春文庫
「ラブ&フリーク」北島行徳著・文芸春秋
小さい頃、近所の小児マヒのおねえさんにすごく優しくしてもらった。中学では自閉症ぎみの下級生とケンカしたら、いじめと間違えられた。あたりまえだが、障害者すべてが天使ではない。「障害者」とひとくくりにするのは「全人種」をひとくくりにするぐらい無茶苦茶だ。乙武君はなんだかんだいっても顔がカワイイし、頭良いし、饒舌だ。この2冊はいうなれば障害者界の問題児たちの話。とても人間くさく愉快で魅力的な人達だ。

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