ラテ本15(探検家の本)おうちにかえるまでがえんそくです。

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グレートジャーニーのおっちゃん、写真もすごくイイぞ!
「インカの末裔と暮らす アンデス・ケロ村物語」関野吉晴 著/写真(文英堂)
「ケロ 遙かなるインカの村」関野吉晴 著/写真(朝日新聞社)
「グレートジャーニー」の原点となったアンデス高地4000メートルの村人達との暮らし。
テレビ番組では、サラッと流すように「アンデス行きました〜次はアマゾン〜アラスカ〜アフリカ着きました」みたいな、あまりそれぞれの地に思い入れを感じなかったが、あの番組ができる10年前、個人的興味で先住民の生活がそのまま残る(ペルーでもすでに珍しい)村に滞在し、排他的な彼らに受け入れてもらえるにしたがって、とても良い写真を撮れるようになっていった様子がよくわかる。
「関野吉晴対談集グレートジャーニー1993〜2007」(東海教育研究所)
グレートジャーニーの始めた頃から、途中、終了直後、現在、と何度か色々な雑誌などで対談したのをまとめた本。その道の専門家の濃い意見なども面白い。

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「巨流アマゾンを遡(さかのぼ)れ」高野秀行 著(集英社文庫)
早稲田の探検部といえば、アマゾンでペルー軍隊による射殺事件で物議を醸したイメージが強かったので、読む気がしなかったのだが、下の本を読んだら面白かったので。
「異国トーキョー漂流記」高野秀行 著(集英社文庫)
こっちを最初に読んだ。旅の準備のために語学を学ぼうと、日本にいるガイジン達との交流を始めるところから、なんだか日本が今までと違って見えてくる感じがすごく良くわかる!
「幻獣ムベンベを追え」高野秀行 著(集英社文庫)
で、その、語学を学んだ最初の成果がこちら。
未開のジャングルに見えても国の事情は存在する。密林の風景のレポートは、第一印象で済んでしまい、あとは意外と変化に乏しい。そうすると、行き着くところは現地の人や探検メンバー達の人間観察となっていく。やはり一番不思議なのは人間なのか・・・・

私はあまり冒険は好きでないが旅行記を読むのは好きだ。やはり旅行は無事帰ってこそが旅行。探検だって、無事終えてレポートを完成しなきゃ探検してきたとは言えない。

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