ラテ本6(音楽編)

new!!
「中南米の音楽」〜歌・踊り・祝宴を生きる人々 著者:石橋純 編(東京堂出版)
友人よきし君がペルー音楽の章を書いてます。
東京堂出版での紹介文
タンゴ、サルサだけじゃない!多民族・複数文化が共鳴しあう音楽大陸=中南米 現場の鼓動を伝える、達人たちによる鮮烈な案内書!
陽気なダンス音楽の歌詞に鋭い批評がこめられる。生活の喜びと悲しみをリズムとともに表現し、音楽を通じて社会変革を夢見る・・・南米の人々が音楽を「生きる」姿を現地における調査・研究・演奏・制作の現場に精通した専門家たちが、多岐に渡るテーマで幅広く紹介。
よきし君のサイト内での紹介
アマゾン

「ラテンアメリカ楽器紀行」山本紀夫 著・写真(山川出版社)
民族学の研究者として有名な著者の40年にわたるラテンアメリカ各地のフィールドワークの中から音楽に関する文章と写真だけを集めた読みやすい本。

「トッピング充実! メキシコ音楽タコス」
「中南米マガジン」
マニアックなんだか、そうでもないんだか。売る気マンマンなんだか、そうでもないんだか。金安編集長のお人柄そのもののような・・・。ミョ〜〜な魅力のある本&雑誌です。
関連リンク先
http://j-latino.com/
http://ameblo.jp/yamaoh/

「エル・フォルクローレ」浜田滋郎著(晶文社)
アンデス音楽といえばこの人!講演会などで何度かお見かけしたが、難しい歴史背景から現地音楽家のエピソードまで、何か妙にうれしそうに語る様子が印象的。
「NHK市民大学 フォルクローレ〜南米の魂を聞く」という番組が以前あったらしい。その頃はまだ私はフォルクローレに興味がなかったので知らなかったが、後に知人からビデオを借りて見た。こんな番組が成り立つ程フォルクローレが人気あったのだろうか?と疑問を抱くぐらいマニアックだった。
「インディオの道」アタワルパ・ユパンキ著/浜田滋郎訳(晶文社)
フォルクローレの弾き語り・作曲で有名なユパンキの本。物語形式になっているが、アンデスの習慣や考え方などの細かい描写がするどい。

「タリーハの太陽の下〜ボリビアの詩人オスカル・アルファロ詩選集」菱本早苗 著(らくだ出版)
タリーハという、ボリビア南部の比較的温暖な地域に生まれ、若くして亡くなった作詞家の作品と、それを訳すにあたっての(訳者というか本の著者というか)早苗さんの想い、みたいのも綴られています。あたたかいものがあります。タリーハ・・良い所そうじゃのう。

「危険な歌〜世紀末の音楽家たちの肖像」八木啓代 著(幻冬舎文庫)
「禁じられた歌〜ビクトル・ハラはなぜ死んだか」八木啓代 著(晶文社)
歌手ビクトル・ハラが何で殺されてしまったのか、そんな国のそんな時代を、簡単に想像できない。経験者もその心の傷が深く語りたがらない。そんな時、地球の裏側から「知りたい!」という純粋な気持ちだけで飛び込んできた日本の若い女の子に、人々が語り始める。「政治・社会問題編」に入れても良い内容。

八木さんのビクトル・ハラの本、アマゾンに注文したら、「お取り寄せ中です」という。数日後「お取り寄せに2〜3週間かかります」というメールが来て、期待して待ってたら、さらに数週間後「絶版のためお取り寄せできませんでした、ユーズドで待機なさいますか?」という対応。だったら待たすな!しかしその後何度見ても絶版のマークはついていない。最近やっと知人に借りて読んだが、図書館に行けば読めるらしい。
復刊ドットコム(http://www.fukkan.com/)に投票したら、ちょうど10票目だった。100票行ったら再販に向けて働き掛けてくれるそうだが・・・・長い道のりかも・・・
2004.7.26.電子文庫で購読可能(500円)になった、との連絡が。
http://www.nikkanberita.com/bunko/

「歌っておくれ、ビオレッタ〜証言で綴るチリ・フォルクローレ歌手の生涯」
B.シュベールカソー/J.ロンドーニョ 編著 平井征夫/首藤順子 訳(新泉社)
「人生よありがとう〜十行詩による自伝」ビオレッタ・パラ 著 水野るり子訳 (現代企画室)
「GRACIAS A LA VIDA(人生よありがとう)」という歌は、いろんな人に唄われてきているうちに、独り歩きして変わってきているように思う。曲や歌詞は変わっていないのだが、チリのクーデターの時やら、現在も平和運動の団体とか、そういう場所で唄われることが多い。しかしもともとそういう意味のある歌ではなかったように思う。この歌を作って唄った直後、ビオレッタ・パラは自殺してしまった。年下の男に失恋したのが原因だといわれている。彼女がもしも今も生きていたなら、恋多き素敵な老女がこの歌を唄い続けていたなら、もっと優しく明るい歌になっていたのではないかと思うのは私だけ?

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