〜日記のようなコーナー〜

2003年10月17日
古本が読みたくなる!
      
「彷書月刊編集長」田村治芳著・晶文社(オビには「古本屋さんの本」とある。)
を読んだ。面白い!
表紙は何と田村さんのアップ。赤塚不二雄似。(失礼?)
    
田村さんというと、美学校のかなり古いOBで、
「なないろ文庫」という古本屋さんで、
「彷書月刊」(古本の目録が主な内容)という雑誌の編集をしている。
美学校の事務局にはよくいらしてるのを見お見かけするが、
こんな本があったとは知らず、本屋で偶然見かけてびっくりした。
     
現在「なないろ文庫」は営業していない。 
家から遠かったので、一度も行ったことがなかったが、行ってみればよかったな。
古本屋には「芸術本がよくそろっている店」「H本専門」「軍関係に強い」
など、いろいろなジャンルがあるが、「なないろ文庫」は
「不思議本」・・・といっても、怪奇本やミステリーを扱っているわけでなく、
ジャンルをどこに分けていいのかわからない、ヘンな本が多かったらしい。
    
本好きの人の書く文章は、実物よりも面白いことがある。
しかも、これは古本。探すのが大変〜!もう有るか無いかもわかんない〜!
まあ、目的の本が見つけられなくても、
また別の面白い本と「出会ってしまう」のも古本屋の良いところ・・・
    
神保町ブックフェスティバル(11/1〜3)
なぜか11/2に「サルサ&メレンゲ演奏」が。気になる・・・
    
↓味気ないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
 ハッキリと探す本が決まっている時は、こちらで探すのも手っ取り早いです。
 (リンク切れ修正が面倒だったので、各自検索してください←後日記ス)
<古本検索サーチエンジン色々>
スーパー源氏
サイトナビ
Jcross 図書館と本の情報サイト
日本の古本屋
古本の探し方
JetSeek - オンライン書店検索
   

2003年10月10日
絶滅の瞬間
      
ラジオを聞いていたら
      
-日本の天然のトキの最後の一羽である「キン」が死にました。日本のトキは絶滅しました。
        
のニュースを耳にする。なんだか変な気分だ。
「絶滅」というと、恐竜のように、ニンゲン誕生のずっと前の話か、
あるいはSF小説や映画に出てくるもっと未来の話か、
そんな感覚だった。
まさか今世紀に、ある動物の絶滅の瞬間のニュースを受け取るとは。
     

2003年10月9日
人体の不思議展
      
有楽町駅前の東京国際フォーラムでやってる
人体の不思議展を見に行った。(12/28まで)
「プラストミック」という技術により半永久的に常温保存できる標本で、
つまり、全部ホンモノの人体(=しんだひと)なのである。
        
これ、きっとダメな人はダメだろうな〜。私もちょっとキツかったです。
HPの「寄せられた感想」には、
「途中で本物と知ってびっくり〜」「全然キモチ悪くなかった」
ってな言葉が並んでいたけど。
        
ダンナは「生きてる時は、それぞれ美人も醜男もいたんだろうなあ
一皮むいたらみんな同じなんだなあ」という感想をもらしていたが、
私は、わずかに残った金髪のマツゲを見つけたり、
目鼻の位置関係がいかにも東洋人ぽいとか、
妙に穏やかな表情で輪切りになってる頭部や、
なんでこんなポーズとらせるのか?(何を狙っているんだ?)
前の人の肩に手を乗せて並ぶ4人とか。
家族や親しい人が見たら、こんな状態になっても解るのではないかなあ?
そんなことを考えてしまった。
         
でも、内臓部門は、本当に勉強になる!
意外に太い血管にびっくりしたり、
健康な肺と汚れた肺、さまざまな病気の肝臓、出血した脳、
骨だけ、筋肉だけ、神経だけ、血管だけ、など細部に分かれた部分標本。
所々に白衣を着た解説員がいるので、たとえば
「心筋梗塞というのは、どの部分で起こっているのか」
など、知りたいことをズバリと教えてもらえる。
        
最後に「体験コーナー」があって、
「さわれる標本」「脳を持ち上げてみよう」
は、たまらんものがありました。これまでさんざん
「ものすごい長さの血管」「張り巡らされた神経」などを見てきて、
それらを支配してる脳が1300グラム。片手で持ち上がるんだからね〜。
   

     
2003年10月8日
よろしくないぞ!
      
9月3日の日記「タモリに撲滅してほしい日本語」で、
「よろしかったですか?」と過去形で訊くレジの女の子の話を書いたが、
今日、たまたま聴いていたラジオで、ある日本語学者が
「いきなり過去形で訊ねる、いきなり用法」
という話をしていた。
      
そんな呼び方をしているとは知らなかったが、
やっぱり、気持ちが「よろしくなかった」人は私だけではなかったらしい。
ある新聞にその話が載ったそうで、その後の反響はさまざま、
方言からきている、とか、丁寧語だ、といいはる人。
    
検索してみたら、調査結果が載っていた。
よろしかったでしょうか全国調査(検索してみてね)
これによると、北海道のほうでは「・・・で良かったかい?」という言い方をするそうで、
そんな習慣から、北海道が本店の居酒屋が、北海道らしさを意識して、
店員に過去形で訊くように教育したとか。(なんじゃそりゃあ?)
「良かったかい?」は「いがったかい?」の発音も込みで方言なのであって、
標準語で「良かったですか?」といわれて、北海道の人は本当に
「ああ、北海道らしいなあ」と思うのだろうか?
     
群馬でも隣のおばあちゃんが家を訪ねてくる時に、
「居たかい?」と、なぜか過去形だった。
でも、それを標準語にして「居ましたか?」と言われても、
私はちっとも懐かしくなんかないぞ!!
      
しかも、もっと腹の立ったことは、
これまで「変だ変だ」と言ってたNHKのアナウンサーが、
「方言が起源である」と聞いた途端に、
「なんだか、あったかい気持ちになりますね」と
気を使ったコメントをしはじめたことだ。
ばかばかしい!!
   

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