〜日記のようなコーナー〜

2003年11月15日
大きな古時計
      
大きなノッポの古時計の歌はといえば、以前は子供の歌だったのが、
平井堅(この字でいいんだっけ?)が歌ってすっかり大人の歌みたいになった、
ぐらいに思ってはいたが、それほど「良い歌ね〜」とか感動するほどではなかった。
ところが、なぜかふっと、不覚にも感動してしまった。
     
ある小学校のイベントに縁あって参加する機会があったのだが、
そこで友人が、普段はレパートリーにないその曲を歌ったのを、
「珍しいなあ」と思いながら何げなく聴いていたのだが、
「うれしいことも、かなしいことも、みな知ってる時計さ」
という一文だけ、なぜだかスーと入ってきた。
     
大きな古時計はどこの家にでもあるものではないが、
「うれしいことも、かなしいことも、みな知ってる」物は、
きっと誰にでもあるだろうなあ。
物でなくても、風景だったり、家族だったり、友達だったり。
     
2003年11月5日
盗用されたらしい
      
一昨日見知らぬ方(たぶんペルー人)から、スペイン語のメールが届きました。
要約すると、
「コパ・アメリカ(サッカーのアメリカ杯)2004年の
ペルーチームのマスコットキャラクターの授賞式があって、
賞金が出たが、君のHPにあるchasqiのアニメーションに似ている。
君のアニメーションの方がずっと前からあるのを僕は知っている。」
と知らせてくれてるようです。
     
そのメールとともに、スポーツ新聞の記事と写真が転写されていました。
送られてきた記事「el bocon」は日付変わってもう記事が変わってしまったので、
参考にこちらのページをご覧ください。
http://www.peru.com/futbol/AutoNoticias/DetalleNoticia32822.asp
その受賞者は、2万ソル(約70万円)の賞金を得たそうです。
写真は小さくてハッキリとはわからないのですが、
似てるといえば似てますが「絶対違う!」と言われれば仕方ないものなのかも・・・?
         
私の気持ちとしては・・・
コパ・アメリカといえば、南米人はワールドカップよりも盛り上がるし、
あの興奮ぶりを見ているだけに、それに水を差す勇気がありません。
一番気掛かりなことは、
あのイラストは自分のHPを開設した1998年8月以来使い続けているので、
今後だれかに「コパ・アメリカのキャラクターをマネしたんだろう」
なんて言われることになるとイヤだなあ・・・と。
・・・やっぱり何か抗議でもしたほうがいいのでしょうか?
     
下が私のイラストの載っているHPです。
日本語
http://www3.tky.3web.ne.jp/~iizuca/persona-j.html
スペイン語
http://www3.tky.3web.ne.jp/~iizuca/persona-e.html
そのほか、今年の2月「自分のHPにイラストを使わせて欲しい」
という問い合わせに応じたのですが、
そのサイトでは、ちゃんと出所を明記してくれています。
英語のみ
http://www.cs.pitt.edu/~mock/chasqui/
   
    
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このホームページを作ってまもなく、身内の者や知り合いから
「こういうの、著作権とかだいじょうぶなの?大切な作品を悪用されないようにね」
と忠告がありました。それまでまったく考えもしなかった世界。
結局のところ、しぶしぶ一言入れることにしたのですが、
「もし、私の絵を何かに使いたいならヒトコト言ってください。」
「SI QUIERE USAR MIS CUADROS POR ALGUN OBJETO,CUENTAME POR FAVOR.」
自分の描いたものが出回るのは逆にうれしいことだと思っていたので、
そういう書き方にとどめたのです。
名前を明記した上で、リンクまで張ってもらえば一石二鳥。という考えで。
ふだん印刷関係の仕事をしているので、印刷に耐えうる画像の解像度を
はるかに下回っているたった72dpi、jpeg保存の画像なんて
ダウンロードしてもどうせ何にも使えやしないだろう、
ぐらいに考えていました。
     
ところが、画像そのものでなく、アイデアや構図やそういったことの流用までは頭が回らなかったなあ。
だってアイデアとか構図のことを言ったら、どこからどこまで気をつけたらいいのか?
注意書きがついてたって、たとえダウンロードしなくたって、記憶に残っていた場合は・・・。
まったく想像つかないことでした。
               
でも実際、「ほとんど同じだが、ほんのちょっとだけ変えて利用」されたと思える絵を目にすると、
なんだかすごく複雑な気持ちになるものだなあ・・・
     

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