〜日記のようなコーナー〜

       
2004年8月21日
異臭事件
      
朝、目覚めたら頭にクサヤの桶をかぶせられていた。
そんな状況を想像して欲しい。
臭い。目が開けられないほど臭い。
     
ダンナがボリビアの「タラブコ」というところの民族衣装を取り寄せた。
しかもハンパな数でない。例によってグループの人数分(ボリまん参照)。
その中に革製のヘルメットのような帽子がやはり人数分入っており、
箱を開けたとたん、強烈な匂いを発した。
寒くて乾燥したボリビア(地球の裏側は今が冬)から、
暑くて湿った、台風が熱帯低気圧に変わって通過中の東京へ、
トラックの中でじゅうぶんに蒸し上げられつつ、
よりによってウチの茶の間に。
    
さすがにその瞬間はダンナも臭いと思ったらしく、
あわててベランダに並べて干し、夕方脱臭剤とともにビニール袋へ。
茶の間の残り香は「お部屋のニオイ消しスプレー」で何とか解決。
くだんのビニール袋は、二階の自分の部屋(寝室)へ。いやな予感。
     
翌日、袋から漏れでてくる匂いに気付き、
「密封するのはよくないらしい」と寝室にて取り出し始める。
何故そこで取り出すんだ!なぜ枕元に並べようとする!!
ほとんど泣き叫びながらダンナとニオイの元をベランダに。
追い出されたダンナは
「ただの獣臭だよ〜」「そんなにイヤな匂いかな〜」「おおげさなんだヨ〜」
      
そのノンキな声にますます腹が立って、
「動物は動物でも、死んだ動物の匂いじゃないか!!
 そのニオイがダメならアンデス音楽はやれないって言うならもうやめてやる!
 そのニオイに慣れないと家にいられないならもう出ていく!」
と言い残し外出。(実はちょうど友人と会う約束をしていた)
       
家に帰ると、フロ場から洗面所にかけて水浸しになっている。
私が本当に家出すると思ったダンナが、
楽器や衣装を取り寄せて販売している友人にあわててメールを書き相談。
その友人はかつてその帽子を「水で洗った記憶がある」とのこと。
そこでフロ場で洗濯洗剤とタワシで洗った。すると赤黒い泡がどんどん出る。
水がキレイになるまでゆすいで、新聞紙をまるめて整形。
洗剤で手が荒れたのか、指のササクレに雑菌が入ったのか、手指が腫れ、
ずっと風呂場にしゃがんでいたので腰痛になったらしい。
手を赤チンだらけにし、茶の間で腹ばいになってのびていた。
    
気の毒な姿だった。しかし臭いものは臭い。
水浸しになったフロの脱衣所の床をぞうきんがけしても臭いし、
ダンナのTシャツも臭い。乾燥機の前に並べてある洗った帽子も
濡れた分生臭くなったような気がする。
私の頭の中の「臭くて耐えられないモード」はおさまらない。
     
翌日から帽子は風通しの良い外の軒先に並べてある。
近所の人から苦情がきやしないかと心配したが、
帽子が乾いてきて「牛小屋」が「犬小屋」になった程度に匂いは減少した。
しかし問題はまだある。
一番の問題。
その帽子をかぶって演奏しなければいけない、ということだ。
なんとか被らずに済む方法を考え中である。
       

       
2004年8月19日
ケイタイ日記いくつか
      
3度
       
3度にわたるていねい裏ごし。
バイヤリスのマンゴージュースに続きバナナジュース。でも、もっとトロ味があるほうが好きだ。
      
黒くない。
        
炭茶「新癒し系ダイエット健康茶」麦茶の味しかしない。炭で濾過した水をつかい、ラベル印刷にマイナスイオン発生物質を刷り込んであるらしい。わからん。まあ墨茶でなくてよかった。
      
「息子も・・・」
       
電車のドア近くにしゃがんでる少年が、しきりに鼻をすすっている。夏カゼか?と思っていたら、保険の外交員風のオバサンが、降り際に「これ挿しておきなさい。うちの息子もよく出すのよ。」とティッシュを渡し颯爽と去っていった。オバサンのおかげで、彼が出してるのは鼻水ではなく鼻血であることが車内中伝わった。
       

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