〜日記のようなコーナー〜

2000年12月26日
ゴム弾
アルゼンチンかどこかのサッカーの試合中客席で乱闘が起こり、兵士が発砲したゴム弾が当って死んだ子供がいた。当たりどころが悪かったのかのかなあ、とその時は思った。
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パレスチナ対イスラエルの紛争のニュースでしきりに「パレスチナ市民の投石にイスラエル兵はゴム弾で対抗」といっていたが、どうなんだろう?石とゴムじゃあ当ったら石のが痛いかな、でも「ゴム」は「ゴム」だけど「弾(タマ)」だし、加速ついてるしな。
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JVC(日本ボランティアセンター)というところのパレスチナ班の帰国報告会に行ってきた。
偶然(・・・でもないか。 せまい世界だから)パレスチナでの展覧会場に来てくれた人が、最近紛争が激しくなったため避難勧告に従って帰国したことを知った。その人が帰国報告会を開くというので行ってみようと思った。
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そこで、何と「家の前で拾った」という本物のゴム弾と、実弾とを見せてもらった。
ゴム弾を触った感想は一言で言うと
「ゴムじゃねーじゃん!!」
だった。
私が想像してたのは、ムカシよく弟が集めていたスーパーボール(えらく良く弾む小さいゴムの球)みたいのかと思ってたが、全然違う。だいいち鉄の芯が入ってるし。全体を包んでいる「ゴム」部も、焼きが入っている。つまり硬いなんてもんじゃない!確かに実弾とくらべりゃ尖ってないし火薬が入ってないけど。でも当りゃ死ぬだろ。
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問題はタマや石のことじゃない。人に当てようとするかどうかだ。最初は威嚇だったはずだ。それが、仲間や家族に当ったから、オレもやり返す。そういうふうに、どっちも同じことを言うし、どっちも本当だろう。
「やり返すなってば!」
最初に始めちゃうやつは、突然だから止められないけど、やりかえすのは止められるのではないか?と思う。いや私にはムリだけど。だったら言うなって?すみません。

2000年12月25日
危険度0に越したことはない
ペルーとかパレスチナとか変なとこばっか行ってるからといって、誤解してもらっては困るのだが、私は危険なことをするのは好きではない。バックパッカーでもないし、一人旅が好きなわけでも、放浪癖があるわけでもない。本当は近所に散歩に行くのさえ面倒で、家で一日ボーッとしているのも平気だ。かといってボーッとするのが一番好きだというわけでもなく、面白そうなことがあればすぐ出かけて行く。つまり面白そうなことが一番好きなだけだ。そう言うと危険なのが面白いと二重に誤解されるかもしれないので言っておくが、危険なのは嫌いだし面白くない。

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