〜日記のようなコーナー〜

        
2006年3月3日
アルチザン
          
荒川静香のスケートは美しかった〜何度見ても感動してしまう。
スケートのことは全然わからないが、何となく直感で、この人は仕事が丁寧だなあ、
技術に裏付けされた美しさだな、と思った。
       
「技術と美しさ」で急に思い出したのだが、
私の石版画の師匠の言葉だったか、そのまた師匠の言葉だったか、
アルチスタ(アーチスト)でなくアルチザン(職人)を育てる、
というような話。
    
版画にはアルチスタとアルチザンの両方の要素が必要だと思う。
    
ピカソやらシャガールの様な超大物で多忙な作家が、
自分で版画を刷るヒマなんてあるわけないのであって、
いやピカソやシャガールまでいかなくても、大抵の絵描きは、
下絵だけ描いて、職人に「刷らせる」のであるが、
その職人さんには一切の妥協がない。原画通りに指定の枚数を刷る。
最高の絵描きと最高の職人さんが合わさって立派な作品ができた例だ。
      
理想としては、自分でもって、
すばらしい絵をすばらしいウデで刷れたら・・・
なかなかどちらも難しいのである。
       
荒川静香のような世界の頂点に立った人の話から、
こっちの話に持っていくのは強引だったか・・・。
というより、自分でハードル高ぁく上げちゃってる。まずい・・・。
        

        
2006年3月2日
袋いりますか
          
レジ袋はいつから有料化だっけ?
先日コンビニで「袋はどうしますか」と聞かれ、ボーっとしていたので、
「どっちでも良いです」と答えたら、レジのお兄ちゃんが困っていた。
        
あわてて「いらない」と言ったら商品に全部にいちいちテープ貼ってる。
いままでお茶一本買っただけなんでテープで済ますことはあったが、
3点ぐらい買って聞かれたのは初めてだったし、いちいちテープ貼るのも初めて見た。
しかもモタついてる。袋にすればよかった。
      
本屋で「カバーどうしますか?」とよく聞かれるようになった。
「いりません」と言ったら、薄い文庫本一冊をデカイ袋に入れてよこした。
こんなんだったらカバーにすればよかった。
       

        
2006年3月1日
ブログ不信
                     
タイトル挑発的だが、最近続々とブログを始めている友人達のことではないよ。
身近な友人は、家族やペットや趣味など、あくまで私的で、
ささやかで、押し付けがましくなく、そういうのは毎日の読み物として楽しんでいる。
ニュースだって、外国語のニュースを自分で訳してくれてたり、
その出来に関する自分の意見や解説を書く人などはまだ読み甲斐がある。
        
私が嫌いなのは、
「自称社会派」「俺は国際問題に感心あるぞー」的なようで、
実質ちっとも自分の意見を述べていない、
どこかから拾ってきた文章を丸ごとコピーしてペーストしただけのやつ!!
タイトルに「おぼえがき」とか「気になるニュース」と書いてあることが多いので、
ただ単に気になったニュースを覚え書きしたのだ、というのは理解できる。
だがそんなものが、いくつもいくつもあって、何の意味があるんだ?
      
なにしろ検索のジャマ!!
ひとつの事柄を調べたいのに、全く同じ文章がいくつもいくつも引っ掛かる。
       
ブログが検索にひっかかりやすいのは、著作権の管理という点では便利かもしれない。
例えば作家が、自分のオリジナルな文章が勝手に使われていたりした場合、
ブログ検索かけて見つけ次第プロバイダなり管理人なりに連絡をとることができる。
       
ただ、一般人としては、検索に無駄に時間がかかるようになって腹が立つ。
「ブログ・掲示板は除く」という検索エンジンを誰か作ってくれ!
       

        
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