〜日記のようなコーナー〜

直立するアザラシ


        
2006年8月9日
海を見に?
          
暑くて何もする気にならず、仕事も無かったのでゴロゴロしていると、
夫が「夏だー!海だー!海に行こう!」と言い出した。
海と言ったら湘南とか伊豆とか、海水浴場を思い浮かべたのだが、なぜか新潟。
そう!夫にとって海イコール海の幸なのである!!
思い立ったのが夕方6時過ぎで、即ネットで色々調べ始め、2時間後には車で出発した。
           
深夜、無事に新潟駅近辺に到着。
市内のだいたいの様子と位置確認のため車で走り回る。
道が広く、えらく都会なのでびっくりした。
海に向かって走り出した。しかし住宅街は一方通行も多く、
道が複雑であった。やたらと行き止まりに遭う。
       
とある看板を見て夫が、
「『会津はぁ〜』って何?」と聞く。(「はぁ〜」部分ワントーン高い)
会津八一記念館のことであった。
笑いが止まらなくなり、腹筋が痛くなった。
       
一泊し、翌朝さっそく魚市場に向かう。
岩ガキがまだ到着していないが、空腹で待ちきれないので、
甘エビはじめ数種の刺身、コンビニで買った白ご飯ともに車の中で食べる。
          
水族館「マリンピア日本海」へ行く。子供らが夏休みなので混んでいる。
イルカ・ショーが始まるので急いで移動したが、すでに満員近い。
後ろでいいじゃん、と座ろうとすると、夫がもっと前がいいと言って、
前から2列目に空席を見つけて座る。
       
4〜5列目ぐらいまで、イスがオレンジ色に色分けしてある。
係のオネエサンが何度も
「オレンジ色の席は水がかかります。水に濡れたくない方、
 小さなお子様連れの方は後方の席へ移動してください」と言う。
そんな大げさな、と思っていたが、
3列目ぐらいの、ベビーカートの赤ん坊と一緒にいるお母さんに
オネエサンが直接「移動してください」と言いに来たので、
これは、マジに水をかぶりそうだなあ、と思ったが、
そのお母さんは移動しなかった。いいのだろうか?
           
イルカ・ショー開始直後、あの水しぶきは、イルカの芸の一種だと確信。
とくに先程のベビーカート付近は集中豪雨状態。
さっきのお母さんがあわてて泣き叫ぶ子供を抱えて去った。だから言ったのに。
私達のほうは、それほど掛からなかったが、
終わる頃になって真っ正面からザッボーンと水かぶる。
海水なので、しょっぱいし、すでに汗臭いのが倍増した感じ。
      
水族館を出て市街地に戻る。お腹が空いてきたので、
夕べお店の場所をチェックしてあった「みかづき」に入る。
先週テレビで新潟県民には有名だが、他では食べられない、として紹介された
「イタリアン」という食べ物があるらしい。
焼きそば(焼きうどん?)の上にミートソースやカレーがかかっているもので、
あまり美味そうには見えないのに、スタジオで芸能人がウマイウマイと食っていた。
      
結果。見たまんまの味。というか、見た目以上にマズい!!
小学生の頃、いじめられっ子が給食のオカズを勝手にごちゃ混ぜにされて、
泣く泣く食ってたのを思い出した。
良い解釈をしても、中学生が親の留守に何か食べようとして、
焼きそばだけじゃ物足りなくてレトルトカレーもかけてみた、という感じ。
やい!芸能人!!マズいならマズいってちゃんと言えよ〜!
       
夫が「やっぱ寺泊!寺泊でなくちゃあ!」と言って、
新潟市から海沿いに能登方面へ車を走らせる。
海水浴客も思ったより少なく、海は綺麗だ。
しかし私は昨夜よく眠れなかったため助手席で爆睡。
       
寺泊に着く。まだお腹は空いてないし、何か観光しよう、
ということで通りがかりの「トリック・アート」専門の美術館に入る。
看板絵(ペンキ絵)で時々見かける、例えばお店のシャッターや壁に、
本物の人や動物が立っているように見える絵や、
名画が額縁から飛び出るように見える(額縁も絵)など、
自由に写真を撮ったりして遊べる美術館で、
以前、東京で「トリック・アート展」を見た時よりも楽しかった。
         
「太古の湯」という温泉を見つけて入る。
イルカ・ショーでプチ海水浴をしたので、
全身がベトついていたが、さっぱりした。気持ちが良かった。
風呂上がりにアイスを食べてたら夫が
「あ〜っ!これから良い物を食べに行くのに!!」と言う。
       
寺泊でなくちゃあ!と騒ぐ理由がやっとわかった。
一般向けの魚市場が盛んだ。海水浴客向けなんだろうか?
店先で串焼きの魚や貝などが食べられる。
                
岩ガキ生食用を発見し、店で開けてもらってえないか、と交渉したが、
生のカキを食べさせるには資格が要るとかで、それはできない、との答え。
買って帰って客が家でコジ開けて勝手に食べるのはオッケーだそうだ。
何だか釈然としない。勝手に食って勝手に当たれ、ということか。
というわけで、もし朝の新潟港の岩ガキが到着していたとしても、
結局、開けられなきゃ食べられなかったわけだ。
        
焼き魚は、たいへん美味であった!!
私は自分で焼いた魚をあまり美味いと思ったことが無い。
(料理が下手なだけか?)
人が焼いてくれた魚って、どうしてこんなに美味いんだろう!?
こういうところで食べるから美味いってのもあるかな?
         
炎天下で焼き魚に集中しすぎか、温泉で疲れがドッと出たのか、頭痛がしてきた。
夫はまだもう少し食べたそうだ。以前の夫ならきっともっと食べていただろう。
しかしダイエット直後で胃が小さくなったか、セーブがきくようになったためか、
私がもう食べないとなると、一人でもう一串は多いと判断。帰路についた。
           
翌日、夫が「車に工具があったから、食べられたかも・・・」とつぶやいていた。
岩ガキをあきらめ切れてなかったのか!
        

        
2006年8月4日
ここ最近
          
2〜3日前、美学校の北Mさんの誕生日だったらしい。
「ええ、ここ最近、30です〜」
ここ最近って、数日たったら戻るんだろうか?
        

        
もどる
前のを見る