〜日記のようなコーナー〜

シーサーの活躍がめざましい。土産物(リアル焼き物からキャラクター化したものまで)もほとんどシーサー
それにしてもシーサーってどこまで原型(原型って?)をとどめていればシーサーと認められるんだろうか?
作った人次第か?中には「これはシーサーじゃなくてニャロメだろう!」と言いたくなるようなのもあった。

     
2007年12月8日
沖縄2日目<11/27>前半
         
レンタカーを借りて移動の予定だが、
土砂降りの中レンタカー屋を探しながら歩き回るのも面倒だったので、
タクシーを拾って住所を見せて行ってもらう。
今日はこれからひめゆりの塔へ行くと話すと、タクシーの運ちゃんが、
「ひめゆりの塔は、祈る所だけで面白くないよ。
 玉泉洞に行けばエイサーなんかも見られるから良いよ。」と言う。
私達が「ひめゆり」を楽しい所と勘違いして来るような若者に見えたのだろうか?
それはともかくとして、玉泉洞はノーマークだった。
エイサーをやっているなんて知らなかったので、これはぜひとも行かねば。
         
しかしまず最初の目的地は、昨日行かれなかった「首里そば」
某沖縄通の人の本によると、沖縄そばのナンバー1となっている。
これをやはり基準にしないといけない。ナビに入れて向かう。
しかし、どうもナビの動きがつかめない。ちょっと合図が遅いような・・・
ここを曲がるのか?と思って曲がると「リロードを開始します」と言ってる。
             
そんなことをしているうちに、空腹に耐えられなくなってきた旦那が、
「コンビニ探しておにぎり食べる!」「CD屋を探してネーネーズのCDを買う!」
「とにかく首里そばへ向かう!」を交互に言い、何がなんだかわからない。
あとで考えたら、そういう時はまず最初に何か食べさせるべきだったが、
そもそも首里そばには「朝飯を食いに行く」という目的でスタートしたのだから・・・
         
結婚する時パパ・サラのO目ちゃんに、
「サトコさん、ケンタさんが車運転する時には、決してお腹を空かせてはいけないよ!」
と、まるでグレムリに水をかけてはいけない、みたいな、
取扱注意を言われていたのを、最近では忘れていた。
        
コンビニでおにぎり食べ、ツタヤでCDを買い、ようやく首里そばへ。
開店時間を30分間違え、車の中で待つ。すると同じようなレンタカーが2台来て、
駐車場がいっぱいになってしまった。雨がざんざん降りなので、写真撮りにも出られない。
10分ぐらい前にようやく店に入る。「じゅうしい」というのが気になったので頼んだら、
チャーハン味の炊き込みご飯だった。何で「じゅうしい」?しかも平仮名?
(あとで調べたら「ぞうすい」がなまったもの、とあったが本当かなあ?)
そばの味は美味いことは美味いが、他とどう違うのか私にはよくわからなかった。
       
左上が「じゅうしい」
                
「ひめゆりの塔」とナビに入れると、なんだか野原のような田舎道の、
あちこちに祈念碑というのか、石塔がぽつぽつ建っていて何が何だかわからない。
(それぞれが色々な部隊なり戦場なりの跡なのだが・・・)
クネクネ迷いながらようやく「ひめゆり平和祈念資料館」に着く。
駐車場(兼、みやげもの屋)のオッサンがやってきて、
おいおい、ここも観光地かよ〜と思っていたら、意外にあっさりしている。
やはり場所が場所だけに、遠慮がちなのか?
         
あの映画の原作になった小説はほとんど取材のされないいまま書かれたそうだが、
取材しようにも、昔の人は辛い思い出は語りたがらなかっただろう。
たとえ脚色があったとしても、あの映画が作られた意義はあると思う。
現に、小さい頃この映画を見た記憶がうっすらとある私も旦那も、
ここには真っ先に来なければならない、と考えていたのだ。
           
私は集中力に自信がないので、どの博物館でもわりにサッサと見終える。
展示物は思ったより少なく、いつものように淡々と通り過ぎたが、
一つ一つが頭や胸の隅に入り込む感じがして、後からチクチク痛くなってくる。
            
展示品以上に驚いたのは、実際の野戦病院の跡で、
私は洞穴というものは横型しかイメージがなかったのだが、
その野戦病院のあった洞穴の入り口は縦にぽっかりと開いており、
女の子達は水をくみに行くのも、怪我人の糞尿を捨てに行くのも、
縄梯子を使って上がり下りしていたそうで、
そんな所を飛行機でも飛ばれたらと、想像しただけでぞっとした。
(↓写真左下の穴)

                     
旅行記はつづく

        
もどる
前のを見る