〜日記のようなコーナー〜

田舎から送られてきた大量のフキ(しかも二週続けて)


     
2008年5月19日
フキまたフキ
           
私の母は岩手県の山の中で育ったので、
野菜の不足する雪深い冬の間は、漬け物をちびちび食べ、
雪が解けはじめるや、大急ぎで山菜や野草を採ってきて食べたそうだ。
そんなわけで、母は山菜料理や漬け物が得意なのに、
私の父は「草なんか食えるか!」と言って、畑の野菜以外食べようとしない。
漬け物など匂いの強い保存食的な物もあまり食べたがらない。
父は群馬のわりと肥沃な関東平野で育ち、
聞くとどうも戦争中もそれほど困らなかったらしい。
戦後すぐ、都会から頻繁に野菜を買いに来る人達がいて、
その時には不足したようだったが。
       
私が春先スーパーでフキを見かけると食べているという話をしたら
「何〜〜!?そんなものを買ってまで食っているのか〜〜〜!!」
と驚いたらしい。
いま家の周りにいっぱい生えているから送ろうかと言うので、
喜んだら、段ボール一杯が、二週続けて送られてきた。
正確には先週はお米が半分とフキだったが、今週はほぼフキ、その他野菜数種、
いくら何でも、多すぎ・・・
       
一抱え近所の人に持っていき、残りをとにかく何とかしないといけない。
ここ数ヶ月仕事も暇だし、理由あって美学校も休んでいるし、
せっせと料理している。仕事に飽きたらフキの下ゆで。
また仕事して、ネットでフキ料理を検索してプリント。
しばらくして料理。食べる。以下くりかえし。
下ゆで(&アク抜き)とスジ取りが意外と手間がかかる。
台所に立つ時間が長い。立ちっぱなしで疲れる。
        
一昨年までは、それほどフキ料理というのは積極的にしていなかった。
去年テレビ番組でフキが花粉症に良いとか何とか聞いて食べるようになった。
フキは繊維が多い(というより、繊維そのものって気がする・・・)から、
便通には良さそうだが、そうそう、花粉症うんぬんも結局、
繊維が多いから腸をきれいにするとかそういうことらしい。
何年か前ヨーグルトが良いとか聞いて旦那がガバガバ食べて、
結果、激太りしたから、それよりはマシか。
        

     
2008年5月18日
論語読み
           
漱石の「吾輩は猫である」に、
「テンネンコジ(字を忘れた)とは、論語を読み、焼き芋を食い、鼻を垂らす者なり」
という一節が出てきて、論語って何だ?と気になって読んだのは、
中学生の時だった。それが、なぜかいたく気に入って、
書き初めの時に「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」と書いて、
親に「ちょっと長すぎるのではないか」と注意され、
(というより内容を注意すれば?)
「温故知新」と書き直した覚えがある。
これだけ聞くと天才か秀才か、と思うが、
「温故知新って、カトちゃんの『うんこちんちん』みたいだ・・・」
なんて考えていたのである。やっぱりアホだったのかもしれない。
        

        
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