〜日記のようなコーナー〜


     
2008年11月27日
びわ
         
柿の葉もすっかり落ちた。残った実はご鳥内のみなさん用に。 
しかし、ビワは相変わらず青々と・・・・
・・・って、花が咲いてるんですけどー?!
確かビワの実が生るのって5月末〜6月頭ぐらいだったような?
今から咲いてて大丈夫なのか?
       

     
2008年11月26日
ペアチケット
          
美学校に行かなくなったら画廊に個展を見に行く機会が減った。
個展をする人が減ったのか、送られてくる案内状が減ったのかわからない。
少なくとも、案内状を美学校に置くだけで郵送しない人、手渡しの人、
そういう人達の個展やグループ展は、開催していることすら知らない。
また、画廊に行くと、その近辺の他の案内状も置いてあって、
それが面白そうだったら見に行ったりしたので、結構忙しかった。
        
展覧会情報も乏しくなったので、
ネットで情報を仕入れたり美術情報系のテレビ番組も見るようになった。
すると美術館・博物館でやってる、メジャーな展示が面白そうに思えて、
このところ立て続けに見に行っている。
       
画廊巡りをする時には、たとえば銀座2軒、表参道1軒、麻布1軒、見たいのがあったとして、
地下鉄やらバスやら使って「いかに効率よく回るか」をテーマに頭を悩ませる。
しかし美術館・博物館での展覧会は、画廊の展覧会と比べ、圧倒的に作品数が多い。
心身共に、一日に1〜2軒見るのが限度である。
「今日はどこへ行くか」をひとつに絞らねばならない。
         
また、久しぶりに美術館に行ってみると、全体的に入場料が随分と値上がりしている。
記憶にあるのは国立の美術館は1000円程度、百貨店の中の美術館に至っては5〜600円、
(三越やら大丸だったら美学校に行けば招待券が手に入ったんだが)
それが、軒並み大人ひとり1,500円である。
基本、凝り性なもので「効率よく回る方法」に頭を悩ませない分、
「いかに安く展覧会を見るか」を考え始めたら面白くなってしまった。
        
子供でも学生でも老人でもなくて、
働き盛り(働いてるかどうかは別として)の大人は一番入場料が高い。
学生に入場券を買ってもらっても、学生証の提示は入口で求められるので、
恥ずかしい思いをするのは嫌である。
杖をつかないと歩けない老人と一緒に入場すれば介護者として無料だが、
周囲にいない。そうまでして美術館に行きたい老人がどれだけいるのかも疑問。
       
前売り券と団体券がだいたい同じぐらいの値段だが、
団体で見る気にはならないし、前売りは下にも書いた理由で、いや実際、
前売りを買って行く暇が無くなったことがあったから、もう買わない。
(本当はコンサートなんかも、何度か行かれなくなったことがあるので、
 前売りは嫌なのだが、座席の確保上そうはいかない。)
    
一人1,500円がふたりで2,000円ぐらいになる「ペアチケット」というのがある。
考えてみたら美術館は何年も先の予算でもって運営されているから、
目先の入場料より入場者数の実績のほうが重要なのだと思う。
だから、可能な限り安くして二人ずつ呼び込もうという作戦なのではないか?
     
しかし、大人二人が時間を合わせて美術館に行くのって、大変である。
だいたい土日に集中するんではないか。
デートの人なら、混んで絵が見えなかろうが、かまわないだろうけど。
しかし「またペアチケットで見に来よう」とは思わないだろう。
       

     
2008年11月16日
ピカソの絵日記
          
2週続けてピカソを見た。いま、史上最多数のピカソ作品が日本に来ているらしい。
http://www.asahi.com/picasso/
テレビ朝日の企画で、サントリー美術館と国立新美術館の二カ所で同時開催。
要するにすべてが六本木つながり。
        
最近「いかにして、お得に展覧会を見るか」というテーマに凝っている私は、
まずサントリー美術館の夜間割引券をプリントアウトして100円引きで見て、
その半券の提示で新美術館が200円引きとなる。
(本当は2館通しの前売り券が一番安いが、前売りだと、
 何かあって見に行かれないと困るから買わないことにしている。)
さらに、展覧会チケットの提示でミッドタウン内の食事が色々と割引になる。
       
ピカソは生涯に9万点(14〜5万点という説も・・・?)も描いたらしい。
日記のように描いてるとしか思えない。(随分かさばる日記だ)
「日記のように」写真を撮る人は最近とくに多いと思う。
絵が好きな人ならデッサンやスケッチを毎日描くこともできるだろう。
でも、油絵やら彫刻やらの完成品を毎日作るには、
精神的にも肉体的にも、何よりキャンバスや絵の具を用意する財力が必要だ。
その上で、次々わき出てくるアイデア。それがすべて備わった人がピカソだ。
そういう総合的な意味でも「天才」なのではないだろうか・・・・
       
結局ミッドタウンで二回も食事してしまったし、結果だいぶお金を使ってしもうた。
まんまと乗せられてしまった。しかも、気づいたら割引全然関係ない所で喰っていた。
          
そういえば、ミッドタウンに入ってる和菓子の「とらや」に
「貝覆い(貝合せ)」が展示されていた。
係のおねえさんが実演してくれて、大変興味深かった。
貝合せなんて古典の授業か博物館の展示でしか見たことがなかったのだが、
あれは神経衰弱みたいに、貝の内側の絵を合わせるのかと思ったら、
貝殻の「ちょうつがい」が同じ貝同士でしかピタッと合わない、
という貝の特徴を利用した、思いのほか難しいゲームだった。
で、それを上手く当てたら「おみごとでございます」とか、
何度やっても当たらなかったら「お助け下さい」とか、
たいへん雅やかな遊びだったのでございましたわよ。
       

        
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