〜日記のようなコーナー〜

パレスチナの結婚パーティー/2001年(55X35石版画)Satoko Iizuka, All rights reserved.
            
スキャナーが調子良かったので、古い作品をあちこちアップしなおしてます。
上の作品は2001年ギャラリー代々木の個展レポートより。

     
2009年1月22日
ジャミラ
         
またアラビア語ネタ。
美術家同士の交流ということで、色々な表現を聞いたが、全然おぼえられず、
とりあえず「ジャミーラ(美しい)」という言葉はすぐ憶えたので、
これで最後まで通した。絵を見てもジャミーラ、花にも女性にもジャミーラ。
         
何か聞いたこと有る言葉だな〜と思ったら、
ウルトラマンだかウルトラセブンに出てくる怪獣に「ジャミラ」というのがいた。
宇宙飛行士が放射能を浴びて怪獣になっちゃったんだっけ。
「ジャミラ」が「ジャミーラ」から来ているかどうかは不明だが、
怪獣なのに放射能なのに「美しい」って皮肉だな・・・と勝手に思った。
         

     
2009年1月19日
石ゲット!
         
石版画の石をゲットしました。
          
先月、美学校に行った時、
「プレス機だけもらったけど、まだ石も何もなくて・・・」
という話をしたら、S木さんが、
「E藤さんが使わない金盤を持っていたと思う。金盤あれば、すぐに金属版のリトができるわね!」
と、さっそく聞いてみてくれた。すると、E籐さん、
「あるある。金盤、倉庫で邪魔になってたんだ。」
          
というわけで、年が明け、旦那にも時間を作ってもらいE藤さんの倉庫へ。
行ってみると道具や作品(剥き出しで置いてあるし・・・)がぎゅうぎゅう詰めで、
何が何だかわからない。「いらなくて邪魔になっている」はずの金盤はどこへ?
かわりに、石版石の大きいやつが見つかる。するとE藤さんは、
「俺はもう自分ちでリトやらないから、サトちゃん、あんた使ってくれ。」
       
リトグラフには大きく2通りのやりかたがある。
ひとつは昔ながらの石版石(天然の石灰岩)を使う方法、
もう一つはそれより少し新しく、アルミ板やジンク(亜鉛)板などで代用するやりかたで、
その場合は、石版画用プレス機に石と同じぐらいの厚みの鉄板を敷く。
その鉄板というのが今回探していた「金盤(かなばん)」のことで、これがあれば、
あとはアルミ版と薬品を買ってくればすぐに「金属版リトグラフ」が始められたのだが。
         
まあ、その場合、気分的に「石版画」とは呼びづらくなり、
今後「リトグラフ」と呼ぶことになるが・・・・
いや、そういうマニアックな話はどうでもいいんだった。
       
それにしても、普通はプレス機には金盤が付属していて、
金盤を載せた状態で金属版、下ろした状態で石版、と2通りできるようになっているはずだが、
いただいたプレス機には、なぜか金盤が無く、
E藤さんはプレス機は無いが金盤を持っていると言う。
どういうこと?
・・・・しかし結果的に金盤は見つからなかったし、
やはり「リトの神様」は私に「石でやれ」と言っているのか?
         
方向性は決まった。
しかし石でやるとなったら、金属版のように気軽に始められず、
石を磨くための水場やら、何やら、用意する物が続々と出てきてしまった。
また、思いのほか石が大きい(重い)ので、
今後の作業性、安全性をよ〜く考えないといけない。
         

        
前のを見る
もどる