〜日記のようなコーナー〜
初めて知った、郷里のご当地ヒーロー。上毛戦隊グンマン！
だるまレッド！　グリーンキャベツ！　こんにゃくブルー！
がんばれ！でもちょっと呼びづらいぞ！
　　　　　
2009年9月25日
父と脂身
　　　　　　　　　
24日朝、群馬の実家へ。
父の喜寿と母の古希祝いで姉弟一家全員で集まり、
皆で温泉でも行こうということになった。
母は3月生まれで誕生日過ぎているし、父は12月生まれでまだ先なのだが、
なかなか休みの取れない弟に合わせてこの日になった。
（今頃夏休みなんだと）
11時に実家集合で、ウチのワゴン車に全員乗り込み、
旦那の運転で出発。
向かったのは「赤城温泉ホテル」赤城山の山奥にあり、
携帯も、もちろんE-モバイルも電波が入らない。
旦那はヤフオクに入札中の何かが今日落札されるとかで、
「やられた〜！入札できない〜！」と悔しがっていた。
　　　　　　　　　　　　
一家全員と言っても、六人でこじんまり。
まあ、だからというわけではないが、宴会料理は豪華に、
一人につきお膳二客。メインは赤城牛のサイコロステーキ！
通常はお祝いでの予約の際、「鯛」を用意してくれるそうなのだが、
河岸がお休みで、代わりに急遽用意してくれたのが・・・
　　　　　　　　　
ど〜〜〜ん！
　　　　　　　　　
旅館近くの「行列のできる無添加スイーツの店」のショートケーキ。
確かにチョコもクリームも濃厚、スポンジもしっとりで美味い。
しかしメインのお膳でさえ「もう、ご飯いりませーん」と、
厨房に連絡するほど満腹になったので、正直キツイ。
甘い物は別腹というが、それは脳の満腹中枢の問題であって、
実際には胃袋は一つなのである。
最初の一口目以降は味がわからなくなってきた・・・
実にもったいない・・・明日出してくれればいいのに。
　　　　　　　　　
全員満腹で、さあ部屋に帰ろうという頃、父が、
「なぜ一番うまいところを残すんだ？」と指摘。
肉を焼く時に一番先に油を引くのに使う、あの「脂身」である。
弟夫婦は知らないが、私たちメタボ夫婦は、正直、
脂身は好きであるが、これはあえて食べない。
父は、肉、とくに脂身好きである。 (が、痩せている。)
「あ〜うまい脂身だった！」
と言いながら宴会場を後にする。これだけの豪華料理の中で、
最も父の記憶に残ったのが脂身かよ！
　　　　　　　　　　　　　
夜、宿の人が展望台までクルマで連れていってくれるという。
「夜景を見に行こう」と言うと、父は、
「野球？そんなものは見たくない」
「野球じゃなくて、や・け・い！風景を見るんだよ」
「何でもいいが俺はもう寝る」
早寝早起きの父は、すでに宴会後のエレベーターで、
まぶたが落ちそうであった。
　　　　　　　　
仕方ないから夫婦二組プラス母で、宿の主に連れていってもらう。
母は助手席で「夏油（げとう）温泉に行く道もこんなかんじだ」
と、最初から最後まで自分の生まれ育った岩手の温泉の話をしている。
たぶん本当なら宿の主が色々ガイドしてくれるはずなのではないか？
少しは空気読めよ！と思うが、どうも止めるに忍びない。
母にとって永遠にナンバーワンの温泉は、故郷の夏油温泉なのだろう。
　　　　　　　　　　
「赤城山の山奥」と書いたが、実は「赤城山」という山は存在しない。
宿の人に何気なく「赤城山の標高は何ｍですか」と聞いたところ、
「赤城山の山頂、というのは無くて、一番高い山頂で1800ｍ位」
というので、何か変だと思って後日調べてわかった。
「黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳、長七郎山、鍋割山などの山頂を持つ。赤城山は、その総称」
とのこと。一応群馬県出身だが、知らなかった。
　　　　　　　　　　
「裾野は長し赤城山〜」と、なぜか風車。
　　　　　　　　　　　
翌朝、宿を出てそのまま帰るのも何だし、どこかに寄ろう、という事になり、
「ぐんまフラワーパーク」へ行く。夏も終わりだが秋には早く、
花の季節が中途半端というか、あまりパッとしない。
コスモスは手入れが行き届いていて大輪の花が見事だった。
母の足が悪いのと、我々も歩き回るのが面倒なので、
ちょっと恥ずかしい汽車に乗って園内一週。
運転士のおじさんのガイドが入って、なかなか良かった。
ウミウシに似た毛虫・・・？
毛虫よりも、ウミウシってどんな姿なのか想像つかないと思う。
日差しが強く暑すぎてダルくなってきた。
　　　　　　　　　　
次に「風車が目印の道の駅」を目指すも、
風車と販売所は全然関わりがない感じで、なんかいまいち。
まあ群馬なんて、そんなもんだよ。
一生懸命盛り上げようとしてくれている旦那には気の毒で仕方がないが、
あとはひたすら実家を目指す。2時すぎ実家着。
　　　　　　　　　　　　
父はせっせと風呂にお湯を張り、母は蕎麦を茹ではじめる。
朝食をがっぽり食べたのと、途中ソフトクリームを食べたりで、
空腹を感じなかったが、お昼を食べていなかった。
蕎麦を食べてから少し休み、弟夫婦が帰るというので、
旦那も帰ると言う。もう少し休まなくて良いのか？と聞くと、
東京に帰ってやんなきゃいけない事があるから、と言う。
　　　　　　　　　　　
途中SA休憩なしで一気に東京に帰る。
私はただ食べて助手席に乗ってただけなのだが、何だか疲れて、
申し訳ないが寝てしまった。帰ってからも何かふわふわする。
シルバーウイークの疲れがどっと出たかんじ。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　
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