2002.1.22.更新


kenta90のアンデスツアー


「カントゥ」って知っていますか?

南米のボリビアという国のチャラサニ、ニーニョコリン、アマレテなどの村々で、

スペインに侵略されるズッと以前から演奏され続けている音楽です。

かつてはカリャワヤと呼ばれる呪術師たちの祈りのバックで演奏されておりましたが、

今では結婚式やお祭りなど、カンペシーノ(村人)たちにとって大変神聖な音楽として演奏され続けています。

白い帽子に赤いポンチョの出で立ちで、

チニスコと呼ばれる大きなトライアングル、

コルテサと呼ばれる大木をくり抜いた大タイコ、

そして、6種類の大きさの異なる大勢のサンポーニャ隊で演奏されます。

    

この「カントゥ」の生の演奏をぜひ聴きたいヒト〜〜〜!・・・と

ネット上で声をかけましたら、

私kenta90他、SERRANITOさん、ぱんだにーたさん、satokoさんの4名が集まりまして、

毎年7月16日のラパスの日に合わせてチャラサニ村で行われるカントゥ祭りに向けて

「生のカントゥ聴こうぜ!!ツアー2001」の決行といたすことに相成ったのであります。

以後、メンバーのお名前はハンドルネームのままにて進めさせていただきます。

参加者ナンバー1・SERRANITOさん

予定では、ビスペラといわれる前夜祭のちょうちん行列や

教会のご神体を引っぱり出しプラサのまわりを回るという聖体行列などなど、

カンペシーノたちが織りなす壮大なカントゥの世界を体験できることになっていました。

参加者ナンバー2・ぱんだにーたさん

ところが、空港のあるラパスという町と、チャラサニ村などチチカカ湖方面を結ぶ唯一の幹線道路が、

ボリビア政府に意見を求める労働団体によって封鎖されてしまったのです。

封鎖を突破するには危険度が非常に高く、

また、ラパスから人が来れないとなると祭りが延期される可能性がある・・・とのことから、

私たちは、チャラサニ行きを断念しました。

参加者ナンバー3・satokoさん

今回のツアーの第一の目的は残念ながら達成することが出来ませんでしたが、

その分、別の意味で内容のあるツアーになったのではないかと思います。

参加者ナンバー4・kenta90

前回昨年3月の「ボリビア・カルナバル・ツアー2000」に引き続き、

ボリビア在住で「グルーポ・パクシカナ」のリーダーである杉山貴志氏に、

今回のツアーでも大変お世話になってしまいました。

杉山氏はボリビアに住んで11年。

大昔よりボリビアの村々で引き継がれてきた伝統音楽(アウトクトナ)の

普及・保存をめざして精力的に活動していらっしゃいます。

ここに感謝の意を示すと共に、アウトクトナの普及・保存を祈りつつ、

このホームページを杉山氏に捧げたいと思います。

   

木村健太郎(kenta90)

2001.7.23.

    

=ENTER=

   


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