サンポーニャ雑学02

2000.12.27.更新

     


 ウィパーラ Wiphala (アンタラ)    ラパス県ラパス市
底の下を残して全体を同じ長さにそろえた5音階アンタラで
16管(30ct間)各管に毛糸が巻いてあり、
タワンティンスーユ(インカ帝国の本来の名前)の旗の図柄になる。
イカダ型なのは、タブラシークと似ている。1列。
1996年?位から見かけるようになってきた。
下にボリビア国旗柄も入る。
ラパス市で何人かに、どこの楽器なのかと聞いてみたが、
アルティプラノ(高原)としか言われなかった。
伝統楽器をアレンジして観光客向けに作ったものだろうか?
音の並びは以下の通りだった。
←低音                    高音→
E G A B D E G A B D E G A B D E
        -20

複調アンタラ   Antara Bitonal   ラパス市
1台で2つの異なる調が吹けると言う。
あまり実用的でない。

フラウタ デ パン    Flauta de Pan
ルーマニアのパンパイプ『ナイ』をマネして葦で作ったもの(?)
大、中、小のサイズがあった。
高音を左にして顔型にあわせて湾曲している。
管の材は通常のサンポーニャと同様の葦だった。
ヨーロッパの楽器をアンデスの素材で作ったお土産用である。

フラウタ デ パンの実測音程

3+ 3+  2+  2+ 2+  2+  2+  2+ 2+  +  +  
D  C  A♯  A  G  F  D♯  D  C  A♯  G 

+  +   +
F  D♯  D  14管

3+ 2+   2+ 2+ 2+  2+     +1  +1 +1 +1  
C  A♯  G  F  D♯  D  C  A♯  A  G  F  

+1  +1    +1             +20
D♯  D  C  C  A♯  A  G  F  D♯  D   21管

2+ 2+  2+  2+ 2+ 2+  +1 +1 +1  +1 +1 
A  G  F♯  E  D  C  B  A  G  F♯  E 

+1 +1         +20          -1  -1 -1
D  C  B  A  G  F♯  E  D  C  B  A  G 23管

アマゾン資料館のものより


サンポーニャ雑学03


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