パクシカナの練習に潜入!

    

2001.11.6.更新


19時より、ホテル近くの公民館の広場でグルーポ・パクシカナの練習が行われた。

我々は、差し入れの日本酒3升と多量のおつまみを持って潜入した。

尚、白黒写真なのは、会場の照明が裸電球ひとつのため、

ビデオの赤外線モードでの撮影だからだ。

練習前のひととき

パチャママに日本酒を捧げ、

豪快にコップを空にする。

パクシカナのメンバーは、一昨年の日本公演で、

日本酒が病みつきになってしまったらしい。

さっそく始まったのは、カントゥ!

真ん中でチニスコ(大きなトライアングル)をたたくのは、

我らのツアー・ドライバーのオスカルさん。

手前から2人目は、チャランゴ奏者のカルロス・ロメーロさん。

手前から杉山さん。

アラクパチャのリーダー、ハイメ・コリカンカさん。

その後ろが、一昨年ムシカ・デ・マエストロスで来日したビクトル・ウーゴさん。

なんと!カントゥ5連発!!

踊りも飛び出しました!

おぉ〜!

ぱんだにーたさん、ネコ@にゃぁさんにsatokoさんも踊ってる!踊ってる!

演奏がモセーニョになったら、

あぉ〜!我らがSERRANITOさんもボリビア女性と踊ってる〜〜!

カルロス・ロメーロさんのイミージャは、もう最高!!!!!

    

結局、3升の日本酒と2本のシンガニを空にした面々は、

ノリノリのモセニャーダのノリのまま家路についたのであります。

   

我々ツアーの面々は、杉山さんやオスカルさんたちと

レストラン・ナイラ(もとペーニャ・ナイラだったところ)で

リャマのステーキを食べた。

リャマの肉ということで、

我々は若干の不安と期待にドッキドキだったが、

特にクセがあるわけではなく、

脂っけのない固いブタ肉のようだった。

  

ここで、我々はつらい決断をせまられることになる。

夕方のラジオによると

チャラサニに向かう唯一の幹線道路がアチャカチという町のあたりで

ボリビア政府に意見を求める労働団体によって封鎖されているとのこと。

もし、封鎖が解除されたとしても、

解除に不満な連中による投石の危険があるらしい。

杉山さん、オスカルさんとの相談の結果、

チャラサニへ生のカントゥを聴きに行くことを断念することにした。

   

そして、明日はユンガス地方北部のコロイコという町に行くことになった。

ボリビアの高地しか経験したことがない私にとって、

海抜1,730mの常夏コロイコは全く違ったボリビアを見せてくれることになる。


10.常夏のコロイコ・ツアー(1)