〜日記のようなコーナー〜

   
2002年10月19日
瓦は本当にズレているのか?
  
「瓦がズレているので直してあげる」と言って屋根に上がり
あとで法外な金を要求する業者があるらしい。
あらかじめテレビで見て知っているので、
家にもしょっちゅう来るが、きっぱり断っている。
ところが、この前台風の時ちょっと雨漏りして、
夫が屋根に上がってみたら、本当に瓦がズレていた。
あながちウソでは無かったのかなあ・・・?
    
しかし、今日もまた「瓦がズレてる」と言ってきた。
それもまったく同じ口上で始まる。
「近所でたまたま作業してた者だけど・・・」
この「たまたま」って強調するのがかえって怪しくて、
思わず笑いそうになってしまった。
「そうですか。父に伝えておきます」と言っておいたが。
    
ところで私は電話勧誘や訪問販売の時
(名指しされた時以外は)だいたい子供のふりをする。
「父に聞かないと・・・」「母が出かけているのでわかりません」
「そういうことは祖父が決めているので・・・」
この方法が何歳まで使えるか。
あるいはもうムリがあるかもしれないが、
そんなことは知ったこっちゃあないのである!!
       

   
2002年10月12日
海外で死ぬということ
  
仕事で大変お世話になった方の訃報をきいた。
私より一回り上のトラ年だから、まだ52才。
身体の具合が悪いなんて話しはきいたことがない。
まさに突然死だ。
    
香港に出張中に亡くなったという。
土曜早朝ホテルの部屋で倒れられ、工場は土日休み、
週明けホテルの人に発見された。
日本領事館から会社へ、会社からお宅へ連絡がいき、
ご家族が確認されたのはもう4日も後のことだった。
そして現地で荼毘に付され、今日お帰りになるそうだ。
亡くなってからちょうど1週間経っている。
   
Nさんは、本当に忙しい方だった。
普段なら10分と置かず携帯電話が鳴り、
分刻みでお客さんと会い、そんなNさんに、
たとえ1時間でも連絡が取れないとしたら、
お客さんを待たせているとしたら、
誰かがおかしいと気付いたのではないか?
日本にいたなら・・・。
    
営業職に就く前、救急隊にいたことがあるNさんは、
「皆さんに何かあったら私が蘇生してあげましょう」
と冗談で言っていた。
消えゆく意識の中で、必死に自分自身を
蘇生しようとしただろうか?
想像すると痛々しくてならない。
        

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