〜日記のようなコーナー〜

陰の主役かもしれない(左)海ぶどう(右)うっちん茶


     
2007年12月12日
沖縄4日目<11/29>
                     
名護を出発し那覇に戻るため高速に乗る。
旦那が「朝もういっかい本部町の市場に寄りたい!」と言っていたのだが起きられず。
しかし今日はすごいハードスケジュールなのである。
一日目「牧志第一公設市場」の肉屋のおばちゃんに「帰りに寄る」と言った、
その約束を守るため、走れメロス、メロスは走った・・・・ではないが、
加工肉の真空パック各種はぜひ買って帰りたい、
飛行機に遅れてはいけない。レンタカー屋に車を返さないといけない。
           
国際通りに戻り、適当な駐車場に入れ公設市場へ急ぐ。
もっと近くに駐車場があったじゃん!・・・と思う。
市場の右奥の肉屋のおばちゃんが、一日目に寄った時と同じように、
次から次へ手のひらに試食の味付けミミガーやらソーセージやら載せてくれる。
私は少々胃もたれ気味なのだが、断れない。
旦那があれこれ迷いながら、手提げ袋2つ分ぐらい色々な加工肉を買い込んだ。
           
その間、後ろの方から、おばちゃん同士の会話が耳に入ってくる。
ふりむくと、向かいの魚屋のおばちゃんと、その正面に腰掛けたお客?らしいおばあちゃん。
まったく言ってることがわからない!!これが「うちなーぐち」というやつか!
しかし魚屋のおばちゃんは、その間にも他のお客さんや、お店の若いお兄ちゃんとは、
共通語で話す。その切りかえが素早い!!
ペルーの市場で会った、スペイン語とケチュア語を絶妙に操るおばちゃんを思い出した。
            
さて、買い物が終わり、例のディスプレイされている豚の頭の写真を撮りたいと思い、
肉屋のおばちゃんに「写真撮ってもいいですか?」と訊いてみる。
すると、おばちゃん、カメラを旦那さんに渡すように言い、
素早い動きで、サッとブタの頭の乗ったお盆をもって私達と並んでニッコリ!
慣れたもんである。
         
帰ってから気づいたのだが、もしかして、ラベルの豚さんは、このおばちゃんの似顔絵・・・?
       
           
沖縄の市場がすごいらしい、と色んな人から聞いていたので、かなり期待していた。
ペルーやボリビアの市場のように生臭い肉や魚がブラブラ下がって、
豚や羊の頭がドカンと置いてある怪しい雰囲気を想像していた。
しかし、思ったより、というか、全くもって清潔そのもの。
電気はこうこうと明るい。豚の頭は調理済みで真空パック。
立体的な豚の生首はあるにはあるがディスプレイとして一件に一個そなえつけ。
市場のことを「すごいよ〜すごいよ〜」と教えてくれた友人達は、
ペルー・ボリビアの強烈さを知らない。私は「怪しさ」にスレてしまっている。
      
旅行計画時は、旦那があれもこれも計画を立てるのを見て
「たった三泊四日、忙しく移動するより市場と国際通りを探索するだけでいい」
なんて言ってしまったが「国際通り」が土産物屋通りだったとは知らなかった。
さらに首里城にしても玉泉洞にしても、どこに行っても土産物屋だらけ。
売ってるものも似たようなキャラクターグッズや字の書いてあるTシャツ。
台風の影響で降ったり止んだりする雨にもイライラする。
国際通りで三泊四日なんてとんでもない話であった。
那覇だって良いところはいっぱいあるぞ!という声は上がるだろうけど、
日程的に「島」に行くのは無理だったし、名護だけでも行かれて良かった。
それに「いろ〜ん、はんろ〜ん」のせいで問題意識が先に立ってしまったのも敗因だ。
次回はそういうの抜きに、思い切り楽しむつもりで来られるであろう。
        
空はどんよりでも白っぽい砂のおかげでビーチは明るめに写る
             
         
台風はあいかわらず来そうで来ない。風が強いと飛行機が飛ばないかも、
と恐れていたが、何事もなく定刻通り出発。機内では熟睡。
羽田からは、行きに乗ったリムジンバスが出た直後だったため、モノレールへ。
乗り換えの渋谷駅の立ち食いそば屋で、冷たい日本そばを思いっきりすすった・・・
美味すぎるぅぅ・・・
         
(旅行記おわり)

        
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